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-FF6・7倉庫サイト 文(毒川)・絵(薔薇山)


6 figaro lock setzer shadow GAU cefca (Mashxshadow...etc
7 *神羅(RdRn 社長 Zack Angel H博士...etc *6200

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夜明けの光線に照らされ、ファルコンは浮上した。青くない空と青くない大地の上を進みながら、舵を切る。
早朝の寒さと突風に目を細めて、始めは いらない と嫌がったブランケットの裾と淡い髪を揺らしながら、
この艇唯一の野生児は、光源を指差してセッツァーに駆け寄った。「つかまってろ。すっとばされるぞ」と
声を掛け、セッツァーも目を細めた。眩しかったからではなく、昨日と同じ、赤くただれた大地、
濁った海に抱いた嫌悪を思わず顔に出したからであった。一度たりとも、同じ朝などなかった 以前は。
どこかの世間知らずが世界をイカれたごみくずに変えるまで。



「早朝運転は嫌気がさした。どいつか替われ」

昨晩ついに口を突いて出た言葉に、艇室の広間で自由に夜の一時を過ごしていたそれぞれが、
一斉にセッツァーを見た。ガウンを長椅子に投げ付け、勢い良く座る。ロックとマッシュが
占拠してカードゲームを広げていた、横に長くて足に細かい彫刻が施されたテーブルは、
先日フィガロに降りた際に、食料や娯楽物と一緒に積み込んだものだった。手を止めた二人は
セッツァーに向いた視線を互いに戻し肩を竦める。
ロックとマッシュが座る椅子より更に豪華絢爛で大きく、金と緑のストライプ柄をクッションに
備えた椅子にガウと座るエドガーは、本を読み聴かせるのを中断すると、憚らず笑いながら
セッツァーの言葉に答えた。

「ついに早起きに根を上げたな」

アニキ、、と苦笑いで呟いたマッシュの声とロックの笑い声が混ざる。断固としてそれを否定すると、
カードの横に置いてあったワインの瓶を寄越すようにロックに目配せする。ロックは「グラスは?」
セッツァーに聞くと手にした瓶を投げて、「いい」の一言を聞いて、空いたグラスに伸ばし掛けた手を止めた。

「姿が醜くなったら、今まで愛していたものを見棄てるのか?よくある物語りだな」

エドガーは横のガウを覗き込んで悪戯っぽく言った。
瓶にそのまま口を付けて、離したセッツァーは一度エドガーを強く睨んで瓶を下ろす。
「俺はもう一度艇に乗る気はなかった」と喉まで出掛かったが、セッツァーは言わなかった。
自分の意志が少しでも揺らぐのを周りに悟られたくはなかった。

「交代するのは一向に構わない。たが必要以上にはそれを求めなかったのはお前だ、セッツァー。
断っておくが、今この艇で朝が苦手だと公言しているのはロックとシャドウだけだ」

立ち上がり際、「続きはまた明日」とガウの頭を軽くなでて、エドガーは部屋を出た。
それを見送ったマッシュが、悪いな と呟いたのを、セッツァーは、ふん とそっぽを向く。
ロックが間を埋めるように言った。
「あいつは博愛主義なんだ。それが自分のいつも生きている、この足元、大地とか、空じゃ尚更だ。
早く助けたくてしょうがないんだろ、まあそれは俺も変わらないけどな」お前も変わらないだろ?と
ロックは言うと、マッシュにゲームの続きを促す。ふたりがまた没頭し始めると、それまで三人の話に
大人しく耳を傾けていたガウがセッツァーの傍に寄って来た。

「あした、ガウも あさ」

ガウの申し出を最初は断ったが、なかなか引き下がる気配を見せないので、最後には好きにしろ、と
返事をして椅子を立った。その様子に気付いたマッシュが、「混ざるか?」と声を掛けたが、
「いや、朝が早いからな」と笑って、自室に向かう。「おやすみー」と調和するふたりの声を
セッツァーは背中で聞いた。



「しかしまだ棄てないんだと。あいつらは。あるか?価値が。こんな腐った大地と空に。俺には分からんが」

どう思う?とガウの揺れる髪の先を眺めながら、自問のように呟いた。半ば自分に向けられているのに
気が付いたガウは振り向いて、セッツァーの紫の瞳を眺めた。

「おれ、また みる。あおい、朝」

だんだんと薄れて行く希望 なんていう月並みな言葉では言い表すことのできない、もっと多くの何かを、
留まらせるのは何なのか。俺が棄てようと思ったのは何故なのか、 こいつが棄てることさえ考えないのは
何故なのか。セッツァーは、今この朝にそれを見い出そうとした。



"Gold,silver and...


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「昔の恋人をわすれる方法?」

「そう、」

「何故それを俺に聞く?」

開いた本から顔を上げたエドガーが、ランプの火を細めた。その手で頬杖して笑いを浮かべる。
ロックは背にした椅子を引いて「そりゃレディーの話ならお手の物だと思ったからさ」と座って指を組んだ。

「時間の無駄だったな」

「どうして?」

目を斜めにやって、エドガーは自信ありげに人差し指を立てた。

「忘れたい女なんて俺にはいないからだ」

「そりゃあまた大きく出たな」

「世の中のレイディーはみんな俺と心中したいのさ」

「聞いた俺が馬鹿だった」

呆れ顔で踵を返して、ロックは部屋を出る。やれやれと呟く声を背中で聞いた。

_

「昔の恋人をわすれる方法?」

「そう、」

「俺はそういう経験疎いぞ」

廊下の壁を背にしたマッシュに、擦れ違い様何か話し掛けたらしいシャドウから一瞥喰らう。
「邪魔したか?」ロックが聞くと黒い男はそのまま自室に消えた。マッシュは「なんでもないよ」と
苦笑いを返して続ける。

「なにせ禁欲生活長かったからな」

「そうか」

「今睨んで来たやつは人生経験豊富だぞ」

多分な、とマッシュはロックの肩を小突いて、聞く気勇気はないけど、と目を合わせた瞬間、二人で笑った。

_

「恋人ねえ・・・」

「まさかそういう経験ないのか?」

「無いわけないだろうこの俺が」

甲板で風を受けたセッツァーの髪が揺れる。つり上げられた口端の意図が分からず、ロックは斜め上を見た。

「忘れられないほど愛しい人がいることは、男にとって重要なことだ、
 死ぬほど耐えがたい虚無感、寂寥感・・・あとなんだ、まあ、 それでこそ人間だろう」

「その人間特有の、感情から逃げるには?」

「時間」

セッツァーは舵に手を掛け、目を細める。空が暁の光を含んだ。


「それでも世界は回る、と言うだろ?」








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